「一ノ瀬家の大罪」が打ち切りって本当?短期完結となった理由も調査

2022年から2023年にかけて週刊少年ジャンプで連載された漫画、一ノ瀬家の大罪。「次にくるマンガ大賞2023」でコミックス部門3位を獲得したものの、打ち切り疑惑も出ている作品となっているのです。

今回は一ノ瀬家の大罪の打ち切りの是非、短期完結となった理由を調査しました。

一ノ瀬家の大罪とは

一ノ瀬家の大罪とは2022年11月から2023年11月にかけて、週刊少年ジャンプで連載されていた漫画です。作者のタイザン5さんは、前作であるタコピーの原罪をジャンプ+で大ヒットさせており、鳴り物入りで本誌連載開始となった作品でもあるのですね。

事故によって記憶喪失になった一ノ瀬家の家族たち、元は仲のいい家族だと思っていた一ノ瀬翼は記憶の戻らない日々の中で「元々自分が思っていたような仲良し家族ではなかった」ことに思い至ります。家族たちの秘密やループ要素も含んだ、複雑な展開がスピーディに描写されていくサスペンスホームドラマですよ。

出典:ジャンプチャンネル

一ノ瀬家の大罪は打ち切り?

そんな一ノ瀬家の大罪ですが、打ち切りになってしまったという噂があります。漫画作品が公式に打ち切りを発表されることは珍しく、一ノ瀬家の大罪についても打ち切りのアナウンスがされたわけではありません。しかし週刊少年ジャンプで連載された漫画が一年間で連載終了になったこと、連載当時の状況などからも、ネガティブな意味での打ち切りを否定するのは難しい所もありますね。

ここからは一ノ瀬家の大罪の打ち切り、短期完結となった理由と思わしき情報を紹介していきます。

読者アンケートの結果が振るわなかった

まずは端的な事実として、一ノ瀬家の大罪の読者アンケートの結果が振るわなかったというものがあります。週刊少年ジャンプでは、ある程度アンケート結果によって掲載位置が左右されるという慣習があり、一ノ瀬家の大罪の掲載位置は安定して一番後ろ、及びそれに近い位置になっていたようです。

大人気雑誌である週刊少年ジャンプ、その中で限られたアンケート枠に入るというのは難しいことです。一ノ瀬家の大罪は週刊少年ジャンプの多くの読者の心を掴むことができなかったのですね。

難解な世界観

一ノ瀬家の大罪の世界観は難解であり、過去、現在、そして登場人物の夢の中の世界が複雑に移り変わります。そのため状況把握、展開を理解するのが難しかったようです。作中では「衝撃的な、取り返しのつかない出来事が起こったと思ったら夢の中だった」といった、ミスリード的な展開もあり、そういった手法が多用され読者の中でもマンネリを感じるといった声も見られました。同じ時を何度も繰り返すループ物という設定もあり、緊張感に欠ける描写になってしまったようですね。

不快な要素が多い

ギスギスした家族の関係性、イジメ描写、残飯をかけられる主人公など、一ノ瀬家の大罪には不快な要素が多くあると指摘されています。作風、フィクションとして楽しむ上で鬱要素は一定の需要があるものですが、特に食べ物を粗末にするようなシーンが執拗に描かれた点においては読者の反応も芳しくなかったようですね。

「人が死ぬ映画は見れるけど犬が死ぬ映画は見れない」といった人が多いのと似たようなもので、実際の事の重大さとは別に許容されにくい描写というのはありますよね。一ノ瀬家の大罪ではそういった描写も狙って盛り込まれたものの、そのデメリットが強く出てしまったようです。

王道からは離れたキャラデザ

可愛い絵柄でエグい内容というギャップが持ち味のタイザン5さん。一ノ瀬家の大罪でも頭身が低めのキャラクターが織りなすブラックな物語が話題を呼んだのですが、やはり王道のカッコイイ、美麗なイラストやキャラクターデザインとは外れたところにあります。絵が受け付けない、下手という指摘をされることもありました。絵の上手さには色々あり、一ノ瀬家の大罪の作画も味はありながら上質なものではあるのですけどね。

一ノ瀬家の大罪とタコピーの原罪の関係

一ノ瀬家の大罪は単行本の累計発行部数が45万部を突破、次にくるマンガ大賞2023コミックス部門3位など、一定の成績を収めたように思えます。しかしアンケートの評価は低め、連載一年で終了という事実もあり、少しギャップがあるように思えますね。

一ノ瀬家の大罪の好評価の部分には、タイザン5さんの前作、タコピーの原罪の影響があると見られています。またタコピーの原罪の存在故に一ノ瀬家の大罪がより不評を受けてしまったという面もあるようです。

タコピーの原罪の好評を受けて期待値が高かった

2021年から2022年にかけて、少年ジャンプ+内に全16話で連載されたタコピーの原罪。同作は衝撃的な展開の数々で話題を呼び、社会現象を巻き起こすほどの人気を誇りました。イジメ、家庭内問題、幼い子供が起こす罪などの問題を描いたタコピーの原罪はとにかく露悪的な作品であり、同じ作者で同じブラックな雰囲気を感じられた一ノ瀬家の大罪への期待値は高く、連載開始当初の一ノ瀬家の大罪はタコピーの原罪の評価を引っ張って実際に上々な評価を受けていたようですよ。

タコピーの原罪の影響でバッシングが加熱する

しかしその後、一ノ瀬家の大罪は減速。期待値からの落差でバッシングは過熱しました。タコピーの原罪は大人気作品でしたが、それでも終盤の展開、物語のオチに不満を持つファンも多かったことから、タイザン5さんにネガティブな気持ちを抱える読者も多く、少し弱みを見せた一ノ瀬家の大罪へのバッシングはより盛り上がってしまったのです。

タコピー人気の存在故に、一ノ瀬家の大罪について不可解な単行本売上数字がある、不自然に打ち切りから守られているといった陰謀論めいた指摘も出てきて、一ノ瀬家の大罪はますます逆境に陥ってしまいました。

媒体の違いに適応できなかった

ジャンプ+は無料で見れる一方で週刊少年ジャンプ本誌は有料、客層の違いなどの影響で、タイザン5さんのタコピー時代から変わらない作風が受け入れられにくかったようです。また、16話、短期集中連載で駆け抜けたタコピーの疾走感が、長期連載を目指した一ノ瀬家の大罪では消えてしまっていたという指摘も。媒体の違いに適応できなかったのも打ち切りの要因なのかもしれません。

最後に

今回は一ノ瀬家の大罪が打ち切りになったといううわさの是非、短期間結の理由と思わしきポイントについて紹介しました。2025年に読み切り、ファイティングガールズをジャンプ+に掲載したタイザン5さん。次回の連載企画も進行中なのでしょうか?その時が楽しみですね!