オリバーな犬が打ち切りって本当?オダギリジョー監督のこだわりの演出も!

2021年にNHKで放送されたドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」。池松壮亮さんが主演を務めた作品なのですが、脚本や演出をオダギリジョーさんが務めたという特徴を持つ作品でもあるんです!そんなオリバーな犬ですが、打ち切りという噂が?

今回はオリバーな犬の打ち切りの噂の理由、オダギリジョーさんのこだわりについて調査しました。

オリバーな犬とは

オリバーな犬とは、2021年にNHK総合のドラマ10枠にて放送されたドラマです。なんと「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」などで知られる名俳優、オダギリジョーさんが演出、脚本、編集を手掛けたという作品で、オダギリジョーさんが長年温め続けてきたオリジナル企画を基に制作した、いわばオダギリジョー監督肝いりの作品というわけです!

鑑識課警察犬係に所属する警察官と、相棒の警察犬、オリバーが不可解な事件に挑んでいくというあらすじになっています。警察官と警察犬のバディ物というのは、これまでにも無かったわけではありませんが……。

オダギリジョーが犬役に!?

本作の一風変わったポイントはというと、警察犬のシェパードは主人公と視聴者にだけは犬の着ぐるみのおじさんに見えるという設定!この着ぐるみのオリバーを演じるのがオダギリジョーさんなんです!もう絵面からしてコメディジャンルになるのは避けようもないという光景、さらにオダギリジョーさん演じるオリバーは口が悪く品がない、可愛い着ぐるみに身を包んでいるのにとてもおっさんなんですね。

この企画を温めていたのがオダギリジョーさん本人、オダギリジョーさんってこういう方なんですねぇ。

オリバーな犬に打ち切りの噂が?

さて、そんなオリバーな犬ですが、打ち切りの噂が?ネット上ではオリバーな犬が打ち切りになってしまった、という噂が見られるようなんです。ただ、オリバーな犬は2021年にドラマが放送されたあと、2022年にドラマシーズン2が放送されています。そしてなんと、2025年には映画化、オダギリジョーさん監督、脚本、編集、出演でしっかり98分尺の映画を録ったのですね。

となると、打ち切りはガセのように思えますね。どうしてオリバーな犬に打ち切りの理由が出たのでしょうか。

放送は全3回

2021年9月にシーズン1が放送されたオリバーな犬。しかしその放送回数は全部で3回でした。池松壮亮さんやオダギリジョーさんといった有名俳優が出演している連続ドラマと聞くと、どうしても9話10話11話というものを想像しますから、全3話と聞いて打ち切りを連想してしまったのかもしれませんね。逆にこれが単発のスペシャルドラマや前後編だったら話も変わってくるのですが、3回はやったわけですからね。いやまあ3回でも十分少なく、打ち切りの判断が挟まる余地もない回数に思えますけども。

シーズン2も全3回

ちなみに2022年9月より放送開始となったシーズン2も全3回で終了しています。そういう枠だったということですね。シーズン2放送前にはシーズン1の本編映像に20分の未公開部分を加えた特別版が放送されています。特別版の放送分は153分、一挙放送だったのですね。

映画は98分、となると大体ドラマ2話分位の尺だったというわけですね。

ドラマオリバーな犬は2021年ギャラクシー賞のテレビ部門月間賞、2022年東京ドラマアウォードのドラマ部門作品賞グランプリを受賞しており、評価が高かったことが分かります。やはり打ち切りなんてことは無かったのでしょう。

オダギリジョー監督のこだわりの演出は?

全3回のドラマを二回経て、まさかの映画化を果たしたオリバーな犬。ドラマではエンターテインメントに振り切った、コメディテイストの強い作風で展開されましたが、映画版では少し違ったところもありました。映画監督、オダギリジョーさんのこだわりの演出が光る作品だったのですね。

新たなストーリーラインとして多層次元を扱う

シーズン1、2で作品に一つの区切りをつけたオダギリジョーさんは、映画では全く新しいストーリーラインを考えることに。そこで、かねてから「この世界の何が本当で何が虚構なのか、この世界にはいろんな次元が多層的に存在しているのではないか」といった、オダギリジョーさんが形にしてみたいと思っていた発想をオリバーな犬の映画で扱うことになったのです。

テレビシリーズの世界とは次元が違う世界の話なのかもしれないと捉える人もいれば、従来シリーズの続編だと捉える人も。そういった、いろいろな受け取り方ができるようなストーリーというのはオダギリジョーさんも意識していたそうですよ。

映画だからこその体験を

近年は配信サービスも増え、映画館で映画を観る機会は減ってしまったと考えるオダギリジョーさん。それでも外の世界と遮断され、日常生活や現実から離れた環境で作品世界に浸かることができる、そういう特別な場所が映画館だということは忘れてほしくないと語ります。

オダギリジョーさんは映画だからこその体験を届けたいと考え、そこでこだわったのは音響、音楽。家のテレビやパソコンなどでは再現できない、繊細な音を沢山仕込んで劇場ならではの体験が得られるように心がけたと言いますよ。

編集に5~6か月

映画の編集帰還は通常は約1か月程だそうですが、本作は5か月、6か月にわたって編集を行ったと言います。オダギリジョーさんは、スケジュールや天気の都合などで現場で少し録りきれなかったものを取り戻す作業が編集だとしており、現場での失敗に目線を行かせない編集を心掛けたそうですよ。現場でお金を使い切るよりも、編集に長く入る方が作品の質を上げられるという考えのようです。

俳優が監督を務めるということ

脚本、撮影も自ら行ったオダギリジョーさんですが、答えが全てオダギリジョーさんの中にあるわけではないとのこと。一方で、自分が俳優ということもあって、俳優に関しては全てのイメージが出来上がっているといいます。頭で考えるよりも感じたままやろうというスタイルの役者であるオダギリジョーさんは、自然とこの作品でオファーした役者が皆大体自分と同じ、似たようなスタイルだったとしていますよ。俳優歴の豊富な監督が録るからこそ引き出された俳優の力が本作には詰まっています。

出展:シネマトゥデイ

最後に

今回はオリバーな犬の打ち切りの噂の理由、オダギリジョー監督のこだわりの演出について紹介しました。着ぐるみの犬という役柄が、オダギリジョーさんの演じてみたい役の一つだったようで、これを長年温めていたそうです。結構ユーモラスな方なんですね、オダギリジョーさんって。