視聴しただけでも逮捕?『違法アップロード』の違法性と過去の事例を紹介

今やインターネットには数えきれない情報が出回っており、とても便利ですが中には違法性のあるものが存在します。その中に、漫画やアニメ、音楽、映画など違法にアップロードされたものがあるんです。違法アップロードは、「無料で見れるから嬉しい!」「たくさんの広告収入が得られる!」などさまざまな理由から後を絶ちません。

そこで、違法アップロードの違法性や過去の事例をご紹介しましょう。

違法アップロードとは

違法アップロードとは、動画サイトやSNSなどのインターネットに著作者や出版者等の許諾を得ずに無断でアップロードする行為のことです。これらの行為は、著作権の侵害に当たり刑事・民事上の責任を問われる可能性があります。

というのも、漫画やアニメ、音楽、映画などありとあらゆるものに著作権があり、全てが保護されてています。そのため、他人が勝手にアップロードしたり、使用することは禁止されており、犯罪行為になるんです。

違法アップロードの違法性

近年、 収益目的の規約違反や違法行為が増えており、違法アップロードは厳しく取り締まりされています。では、違法アップロード 視聴のみすることに違法性はないのでしょうか?

結論から言うと、違法アップロードされたものを視聴したり、閲覧するだけでは違法性はありません。しかし、逮捕されない可能性はゼロではないんです。というのも、違法アップロードされたものをダウンロードしたり、データを保存すると2年以下の懲役、もしくは200万円以下の罰金、または両方が課せられます。

危険なサイトに違法アップロードされたものだと、閲覧しただけなのに勝手にダウンロードされてしまう可能性があり、知らず知らずのうちに逮捕や罰金の対象となっているんです。

過去の事例

年々、違法アップロードの対策は厳しくなり、過去には逮捕者が出ています。そこで、違法アップロード 事例をご紹介していきましょう。

人気マンガの違法アップロード

日本の文化ともされる漫画は大人から子供まで多くの人から人気があります。そのため、違法アップロードも特に多く、大きな問題となっているんです。

過去に、40代の男性がファイル共有ソフト「カボス」を利用して、人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の単行本49巻200ページを流通させ逮捕されました。

また、同様に「ワンピース」のストーリーをYouTubeに大量にアップロードし、中学生が逮捕されてしまったんです!なんと、発売前の最新作がアップロードされ、被害額は20億円ともいわれています。

人気アイドルの違法アップロード

人気アイドルグループ「嵐」の市販DVDの映像をYouTubeに違法アップロードしていたとして福岡県在住の50代の男性が逮捕されました。日本レコード協会から削除要請があり、何度も動画が削除されていたにも関わらず、違法アップロードを繰り返していたという。そのため、日本レコード協会が警察およびサイバー犯罪対策課に捜査を依頼し、逮捕に至ったそうです。