ロシアのウクライナ侵攻、日常生活への影響について考えてみた

2020年初頭からコロナ禍に悩まされ、世界中が混乱に陥りました。まだ収束しきったとは言い切れませんが、これまでの経験から少しずつ日常に戻ってきたかというところです。

が、ここにきて2月24日にロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始。世界中がこの動向を心配しながら注視しています。日本は物理的な被害を受けていないもの、経済的な影響からは逃れられないでしょう。

あまり楽しい話題ではありませんが、今回はこの軍事侵攻が私たちの日常にどのように影響しているのか考えてみたいと思います。

身近な日常にも!ウクライナ情勢が日本に与える3つ影響

小麦製品の高騰

ウクライナ情勢が日本に与えている影響の1つ目は、パンやパスタなど「小麦製品の価格の高騰」です。実はウクライナとロシアだけで、世界の約25%の出荷量を占めています。このことから、日本でも小麦製品の価格が非常に高騰しているのです。

ガソリン価格の高騰

2つ目は「ガソリン価格の高騰」です。世界でも有数の原油・天然ガス輸出国となっているロシアですが、ウクライナ情勢をめぐってアメリカやヨーロッパ各国などがロシアへの経済的な締めつけを強めていることで、市場でロシアからの原油の供給が滞る懸念が強まっているのです。

このことから、日本でもガソリン価格がかなり高騰しています。政府は石油元売会社への補助金の上限を25円に引き上げるなど、追加対策を行ってはいるものの価格は上昇し続けているため焼け石に水状態です。

半導体不足

3つ目は「半導体不足」です。半導体 不足 なぜ起きたかというとは、半導体の生産に必要なレアガス(希ガス)やレアメタル(希少金属)など原材料の一部にウクライナやロシアへの依存度が高いものがあるためです。もし、半導体が不足してしまうということになると

  • 給湯器の交換ができない
  • 家電が入手できない
  • 自動車の製造が追いつかない
  • 最新ゲーム機が入手できない

といった事態に陥ります。この軍事侵攻が起こる前から、世界では半導体 不足が問題となっていましたが、ウクライナ情勢次第では半導体不足が長期化・深刻化する恐れがあります。

まとめ

今回は、ロシアのウクライナ侵攻が私たちの日常生活にどのような影響を及ぼすかについて解説してきました。今回挙げた「小麦製品の高騰」「ガソリン価格の高騰」「半導体不足」は特に身近なものですが、すでに世界経済は大きな打撃を受けています。一刻も早い事態の収束を願いましょう。