『がっこうぐらし』最終回がひどい?打ち切り理由は?最終回の考察も

「まんがタイムきららフォワード」で連載された漫画「がっこうぐらし」。きらららしい可愛らしい絵柄や雰囲気から、初見の読者をあっと驚かせる衝撃的な展開で話題になった同作ですが、打ち切りになってしまったという噂もあります。

今回はがっこうぐらしの最終回がひどいと言われている理由、最終回の考察について紹介しますよ。

がっこうぐらしは打ち切りになった?

衝撃的な展開が話題となり、「バズる」ような形で流行となったがっこうぐらし。アニメ化、実写映画化もされるなどメディアミックスが盛んに行われた同作は、原作漫画の連載が2012年から約8年にわたって続き、全12巻78話というボリュームは十分描ききったのではないかという印象を受けます。アニメ化もされて知名度も高かった同作を積極的に打ち切りたい理由は雑誌の方にも無いと思いますし、そう考えると打ち切りではなかったと考えたくもなりますが。

急展開で完結してしまった?

一方で、がっこうぐらしの終盤の展開について、駆け足進行だったという指摘も多く、それまでの物語の中で残してきた多くの謎について、いくつかが明かされることなく完結してしまった点が「打ち切りになった」と感じる人が多く出た理由とされています。作者が描ききりたいと思ったもの、もしくは長年同作を応援してきた読者が「描ききって欲しい」と思ったものの全てが描かれることなく完結になってしまったと言えるかもしれません。

完結理由は制作上の都合?

まんがタイムきららフォワード2020年1月号をもって完結となったがっこうぐらしですが、その後同誌で、2020年8月号から2021年10月号にかけて「がっこうぐらし!~おたより~」が連載されました。これは本編の後日談にあたる作品で、こちらが連載されたことからも、やはりがっこうぐらしは人気などを理由とする打ち切りとは考え難いです。

「おたより」は本編完結から少し間を開けてスタートし、隔月連載だったこともあり、原作の完結は制作スケジュールの都合だった可能性もあります。また、作品のクオリティを考えた時に、「伏線等を丁寧に回収していくよりも最後は一気に駆け抜けたほうがいい」という判断でまとめられた可能性もありますね。

がっこうぐらしの最終回がひどいと言われる理由は?

がっこうぐらしの終盤や最終回について、納得できなかった読者がいることが、がっこうぐらしが打ち切りだと言われる理由の一つです。中には「最終回がひどかった」と語る読者もいるのですが、がっこうぐらしの最終回がひどいと言われる理由はどこにあるのでしょうか。

物語の根幹に関わる設定の説明が不足していた

がっこうぐらしは一見女子高生たちのほのぼのスクールライフに見せかけて、その実態はゾンビが蔓延した世界で生き延びる人々の奮闘を描いた「サスペンスホラー」「ゾンビアポカリプス」のようなジャンルであるという点が最大の特徴の作品。現実世界と地続きのような世界観の中でゾンビが現れてしまったという作品では、ゾンビの発生理由などは物語の根幹に関わる大事な設定になります。

しかしがっこうぐらしでは、ゾンビの発生理由、ゾンビパンデミックを引き起こしたΩウイルスの正体などについて、十分な説明がされることなく完結してしまいました。この辺りに不満を持つ読者が少なからずいたようです。

ランダルコーポレーションやくるみの抗体についても説明不足?

物語の後半に、実質的な敵対ポジションとして登場した企業「ランダル・コーポレーション」の全貌や、主要キャラクターの一人であるくるみがゾンビに噛まれてしまったにもかかわらず、「異常な体温の低下」「人並み外れた程の身体能力の向上」「ゾンビに生者と認識されない」といった後遺症もありながらゾンビになりきらずに済んだ理由などについても十分な説明がなされませんでした。「最終回までには解決してくれる」と期待されていた謎がそのまま残ってしまったというのが最終回の不評の理由なのですね。

唐突な未来の描写

がっこうぐらしの最終盤では、いきなり時系列が進み、登場人物達の3年後の生活が描かれます。最終回で唐突に時が飛び、未来の主人公達の様子が描かれるという作品は珍しい物ではありませんが、がっこうぐらしの場合では時間と共に「大事な部分をすっ飛ばしてる」と指摘する声が目立ちました。「まだ見たい所があったのに未来に飛んでしまうの?」という困惑ですね。

肝心の未来の描写自体もそこまで尺が取られた訳ではなかったので物足りなさを感じる人が多くいましたが、その点については後日談の「おたより」で不満を幾分解消しています。

「がっこうぐらし」のアニメの最終回がひどかった?

がっこうぐらしは2015年にアニメ化されました。2015年というと、原作は連載真っ只中、かなり早いタイミングでアニメ化されたことが分かりますね。アニメ化されたことで同作はこれまで届いていなかった層にも知られることとなり、原作同様の初見を驚かせる仕掛け、それも可愛らしく明るいオープニングテーマも併せてより落差を大きく感じさせるという形で見せてきたこともあり、がっこうぐらしのアニメ化はとても大きな話題となりました。

一方でがっこうぐらしはアニメ化の難しい所に直面してしまった作品でもあったのです。

出展:NBCUniversalAnime/Music

アニメの評価が作品自体の評価に影響

がっこうぐらしは1クールアニメ、12話という限られた尺に加え原作がまだ続いているにもかかわらずアニメとしては一応の最終回を作って区切りをつけなくてはならないという制約に阻まれ、アニメがっこうぐらしの最終回は不満を持つ人も少なくない内容になってしまいました。単に「がっこうぐらしの最終回がひどい」という声が見られた時、漫画ではなくアニメの最終回の方を指している人もいるので注意が必要ですよ。

がっこうぐらしの最終回の考察

がっこうぐらしの原作最終回では、主人公の由紀が学校の教師となり、生徒から「ゆきねえ」と呼ばれ、「丈槍先生」と呼ぶように求める光景が描かれています。これは物語のキーパーソンの一人であった「めぐねえ」と重なる描写となっています。

めぐねえこと佐倉慈は由紀達の教師、主要人物の一人なのに由紀以外からは無視される不憫な存在⋯⋯と思わせて、実は物語開始前に故人となっておりこれまで描かれていたのは由紀の空想の存在という人物でした。最終回の描写は、役回り故に生存という形で報われることのなかった佐倉慈というキャラに対する救いのような意味合いがあったのではないでしょうか。

最後に

今回はがっこうぐらしの最終回がひどいと言われている理由、打ち切りと言われている理由、最終回の考察について紹介しました。二期もありそうな形で締めくくられたアニメのがっこうぐらしですが、放送から10年経った今でも未だ続編の報道はありません。ファンとしては、奇跡の第二期放送を今からでも願いたいところですけどね。