アメリカで放送された人気ドラマシリーズ「マダムセクレタリー」。2014年から2019年にわたって放送されてきましたが、6シーズンで終了となり、これが「打ち切りではないか」とも言われています。
今回はマダムセクレタリーの打ち切り理由、キャストなどについて調査しました。
~もくじ~
マダムセクレタリーとは
マダムセクレタリーとはアメリカ合衆国で放送された政治ドラマです。「マダム」は既婚女性、「セクレタリー」は国務長官を意味する単語であり、政界で奮闘する女性主人公の活躍を描いた作品だったのですね。
政治が主題となっているだけあって「お堅そう」「難しそう」という印象を抱く人もいるかもしれませんが、主人公の爽快な活躍やファンタジーチックな展開、ストレスが溜まるような重い流れが続くということも少ないことなどから、ゆるく見られるドラマとして多くの人にオススメできる作品になっています。
打ち切りになった?
海外のドラマは、日本でいう「相棒」のように、毎年新シリーズが制作される長期ドラマシリーズとなることが多く、マダムセクレタリーも複数年にわたってシリーズ展開されてきました。2014年9月に第1シーズンが放送されて以降、毎年10月から新シーズンが放送されるという流れできていたのですが、2019年10月より放送開始したシーズン6をもってシリーズ完結となったのです。このシリーズ完結は打ち切りだと評されることもありますよ。
マダムセクレタリーは1シーズンあたり20話から23話、しかしシーズン6は僅か10話で完結したことも、打ち切り説が出ている理由のようです。
マダムセクレタリー打ち切りの理由は?
日本では「打ち切り」と言われるとネガティブなイメージを連想しますが、マダムセクレタリーが明確にそういったネガティブな形の打ち切りになったのかは、分からないところもあります。
マダムセクレタリーが打ち切りとなった理由として、ネット上では複数の要因が語られていました。
視聴率の低迷
放送開始当初は圧倒的な支持を受けていたマダムセクレタリーですが、シーズンが進む毎に視聴者数が減っていってしまったという情報がありました。シリーズ物に途中から合流するというのは難しく、新しく入ってくる層よりも離れていく層の方が多くなっていくというのはシリーズ物の常、マダムセクレタリーだけの課題ではありません。実際問題、マダムセクレタリーの視聴者減が致命的なほどの物だったのかは分かりませんが、視聴者が減ってしまっていたという側面はあったのでしょうね。
ドラマ放送中に主役夫婦の交際がスタート!?
マダムセクレタリーの主人公、エリザベスを演じたのはティア・レオーニさん。マダムセクレタリー放送直前の2014年8月に当時の旦那さんと離婚したのですが、なんとその後作中のエリザベスの夫、ヘンリーを演じたティム・デイリーさんとの交際が報道されたのです!しっかりこのドラマでの共演がきっかけとなって交際に至ったようなのですが、作中で夫婦役の二人がプライベートでも恋人になったという事実は、微笑ましく思う人もいる一方で、ドラマを楽しむのにその情報がノイズだと思ってしまう層もいた模様。シリーズ打ち切りの要因の一つではないかと見る人もいます。
出展:E! News
シーズン6は物語を締めくくるためのシリーズ
マダムセクレタリーがシーズン6で完結となることが報じられた際、CBS Entertainmentの社長、ケリー・カールさんは「ティアと脚本家たち、そして視聴者のために締めくくれることをうれしく思います」と、前向きなコメントをされています。
引用元: シネマトゥデイ
ケリー・カールさんはシーズン6のラスト10エピソードを、番組を見続けてくれた視聴者や番組自体への敬意と感謝を示すものだと位置づけていたようです。打ち切りというよりかは、円満完結だった可能性もありますね。
シーズン6はボーナスシーズン?(ネタバレ注意)
ここからはドラマの展開のネタバレも含むので注意してください。
マダムセクレタリーのシーズン5の最終盤で大統領選への出馬を決意したエリザベス、シーズン6の開始ではいきなり当選し、執務している様子が描かれ、当選までの様子は時折回想などで描かれるという形が取られました。
マダムセクレタリーで描きたいこと、主題はシーズン5までの時点で描ききっており、シーズン6はボーナスシーズンのような形だった、と見ることもできるかもしれません。視聴者の中にも「シーズン6は作品全体のエピローグのようだった」と感想を残す人もいましたよ。
マダムセクレタリーのキャストは?
マダムセクレタリーで主演を務めたのは「バッドボーイズ」「ディープ・インパクト」などで知られるティア・レオーニさん。
その他のキャストには、エリック・バーゲンさん、パティーナ・ミラーさん、ジェフリー・エアンドさん、セバスチャン・アーセラスさん、キース・キャラダインさん、ジェリコ・イヴァネクさん、ティム・デイリーさん、ウィリアム・サドラーさん、フランシス・ジュエさんなどが名を連ねました。
シーズン5にはコリン・パウエルさん、ヒラリー・クリントンさん、マデレーン・オルブライトさんがそれぞれ本人役としてゲスト出演、話題になりましたよ。
マダムセクレタリーのラストは?
シーズン6でアメリカ初の女性大統領となったエリザベスですが、選挙期間中に不正があったということで弾劾の危機に陥ります。この弾劾裁判がシーズン6の主題となっており、エリザベスは不当な内容による弾劾の危機に抗い、大統領への個人攻撃を目的とした弾劾発起人と争いますよ。
最終的に、弾劾発起人が個人的な思い込みから弾劾したことを吐露、弾劾裁判は無効となりエリザベスは大統領を続けていくこととなるという、まさに大団円という形で終幕を迎えます。最終回ではこれまでのシリーズに登場したディミトリー・ペトロフがスティーヴィーと復縁、結婚し挙式を挙げるなど、まさしくこれまでのシリーズのファン達を喜ばせるような、人気キャラクターの結末を描く場面もありました。
最後に
今回はマダムセクレタリーの打ち切りの理由、キャストや物語のラストについて紹介しました。近年は配信サービスも多くの人にとって馴染み深い物になり、日本にいながら海外のドラマを楽しむということもしやすくなりました。マダムセクレタリーも日本にファンが多い作品です、興味のある方はこの機会に是非楽しんでみてくださいね!
