アメリカで放送され、人気を博したドラマシリーズ「ギルモア・ガールズ」。日本でも現在はNetflixで日本語吹き替え版や日本語字幕版含め配信されており、楽しむことができます。そんなギルモアガールズですが、長期シリーズだったものの打ち切りになったという噂があるのですが本当でしょうか。
今回はギルモアガールズの打ち切り理由やキャスト、評判について調査しました。
~もくじ~
ギルモアガールズは打ち切りになった理由とは?
2000年に放送が開始したギルモアガールズは、16歳で娘を出産した母親と、その娘や祖母を中心としたハートフルファミリーコメディです。第1シーズンは2000年10月から2001年5月まで、21エピソードが放送され、その後毎年約半年にわたって新シリーズが放送、2007年5月に最終回を迎えた第7シリーズをもって一旦の終了を迎えました。
7シーズンにわたり放送を続けたギルモアガールズ、一旦打ち切りとなった理由はどこにあるのでしょうか。
主演女優がコメント?!
シーズン7で一旦の終了を迎えた明確な理由は特に分かりませんでしたが、主演のローレン・グラハムさんはシーズン7での終了が「番組にとっても最善の決断」とコメントしています。
ギルモアガールズの見どころはハイペースなセリフ回し。撮影にも大変な時間がかかり、ローレン・グラハムさんは「1日12時間以上の撮影を何年も続けてきたから、そろそろ他のこともしたいという思いはある」とコメントしていました。拘束時間の長いドラマの撮影を続けるのにも、限界が来たということなのかもしれませんね。
一人の俳優が契約に合意しなかった?
制作側はギルモアガールズのシーズン8を例年通りに制作したかったようですが、一方で同作に出演する一人の重要な俳優が契約に合意しなかったため作品自体が終了することとなった、という噂もあります。この「重要な俳優」にあたる役者が誰なのかは公式には明らかにされていませんが、その人がいないとドラマ制作が出来ないほどの重要な役柄だったということなのでしょう。
海外ドラマでは、長期シリーズとなっていく中で、それまで出演していた役者とのギャラ交渉などに難航することは珍しいことでもないようですね。
ギルモアガールズが2016年に復活!
ギルモアガールズが一旦の完結を迎えてから10年ほどの時を経て、2016年に復活!シリーズでおなじみのキャストが一堂に介し、「冬・春・夏・秋」という4シーズンそれぞれの中で起こるギルモア家の女性たちの変化を描きました。同作はNetflixで配信、1エピソードあたり90分前後で描かれましたよ。
ギルモアガールズシリーズ再始動とは行かなかった?
ファン待望の続編であり、同作が好調であればまたシリーズとして続いていくのかな、と思う人もいたかもしれませんが、2025年現在ギルモアガールズシリーズの最後の作品は2016年の復活作となっており、シリーズ完全復活とは至りませんでした。
ギルモアガールズシリーズ再びの打ち切りと言えなくもないですが、その理由はというと、シンプルに評判がいまいちだったということなのかもしれません。
ギルモアガールズ待望の続編は残念だった?
同作の視聴者の感想の中には「なんだか違う」「外見だけでなく、テンポも変」「誇張が激しい」といった評価をされている方がいました。オリジナルキャストの集結はファンには嬉しいことではあるものの、シンプルに10年間キャストが年齢を経ていることもあって、以前とは少し違うという感覚もあるのかもしれません。
2019年に出版された「ネットフリックス大解剖 Beyond Netflix」という本の中には、山崎まどかさんが同作について記した「熱狂的なファンたちに新たなトラウマを残した人気シリーズ続編」という文が収録されています。
ギルモアガールズのキャストは?
ここからはギルモアガールズのキャストについて紹介しますよ。
ローレン・グレアム(ローレライ・ギルモア)
16歳の時に娘を出産し、一人で娘を育てる主人公、ローレライ・ギルモアを演じたのはローレン・グレアムさんです。ギルモアガールズで注目を集め、ゴールデングローブ賞や全米映画俳優組合賞にノミネートされました。2009年にはミュージカル「ガイズ&ドールズ」でブロードウェイ・デビューも果たしましたよ。
アレクシス・ブレデル(ローレライ・”ローリー”・ギルモア)
ローレライの一人娘、地元の名門校を首席で卒業する秀才であるローリーを演じたのはアレクシス・ブレデルさんです。アレクシス・ブレデルさんも同作で一躍注目を集め、ティーン・チョイス・アワードにノミネートされたり、「ティーン・ピープル」誌の「25歳以下のホットな25人」に選出されたりしました。2017年にはエミー賞のゲスト女優賞を受賞しましたよ。
ローリーは母同様のコーヒー中毒という役柄でしたが、アレクシス・ブレデルさんはコーヒーが苦手で、シリーズ初期はコーラで代用して撮影していたそうです。
ケリー・ビショップ(エミリー・ギルモア)
ローレライの母で、孫の成長を助けたいものの娘とは反りが合わないという立ち位置のエミリー・ギルモアを演じたのはケリー・ビショップさんです。「結婚しない女」「私に近い6人の他人」「マイアミ・ラプソディー」などの作品に出演されました。
エドワード・ハーマン(リチャード・ギルモア)
ローレライの父親でエミリーの夫であるリチャード・ギルモアを演じたのはエドワード・ハーマンさんです。ブロードウェイの舞台で活躍しトニー賞を受賞、1999年にはエミー賞も受賞した名優です。2014年に脳腫瘍で71歳で亡くなっており、2016年の復活の際には出演が叶いませんでした。
メリッサ・マッカーシー(スーキー・セントジェームス)
ローレライの親友で、ローレライが支配人を務めるホテル「インディペンデンス・イン」のシェフを務めるスーキー・セントジェームスを演じたのはメリッサ・マッカーシーさんです。2011年にエミー賞を受賞し、アカデミー賞助演女優賞にノミネート。2018年にはアカデミー主演女優賞にノミネートされた名優ですよ。
ケイコ・アジェナ(レーン・キム)
ローリーの親友であるレーン・キムを演じたのはケイコ・アジェナさんです。第一作でレーン・キムを演じた当時、ケイコ・アジェナさんは27歳でしたが見事16歳の高校生役を演じてみせましたよ。
最後に
今回はギルモアガールズの打ち切り理由、キャストや評判について紹介しました。7シーズンにもわたって続いたギルモアガールズは当然ファンからも愛される、評価の高いドラマシリーズでしたが、待望の復活作だった「ギルモアガールズ:イヤー・イン・ライフ」は少し評価が伸び悩んでしまった作品だったのですね。