『怪獣8号』が打ち切りって本当?原作は完結してる?真相を調査

少年ジャンプ+で連載されていた漫画「怪獣8号」。「次にくるマンガ大賞」でWebマンガ部門1位を受賞するなど、連載開始直後から高い注目を集めた作品です。そんな怪獣8号が打ち切りになったという噂があるのですが、本当でしょうか。

今回は怪獣8号が打ち切りになったのか、原作の完結の是非などを調査しました。

怪獣8号とは

怪獣8号」とは2020年7月から集英社の漫画連載プラットフォーム「少年ジャンプ+」で連載開始した漫画です。怪獣発生率が世界屈指である架空の日本を舞台に、32歳の男性を主人公に据え、主人公が怪獣に変身する能力を持ち、別の怪獣達と戦うというストーリーですよ。

人気の高さは、アニメが2024年、2025年にそれぞれ放送されたこと、更にタイトル単独でソーシャルゲームが配信されたことなどからも窺えます。一時はジャンプ+の看板的な立ち位置だった作品なんですね。

特筆すべき人気

アニメ、ゲーム化までであれば人気作によくある話ではありますが、怪獣8号の連載開始当初の人気の高さは特筆すべきものがあり、単行本1巻の初動売り上げは約9万部だったところ、2巻では30万部以上を記録。1巻の最終売り上げは130万部を超える数字になり、口コミで高く売れたことが分かりますね。

シリーズ累計300万部、400万部の記録スピードはジャンプ+の作品としては当時歴代最速、更に2021年の「次にくるマンガ大賞」でWebマンガ部門1位も獲得。連載開始からしばらくの間、怪獣8号は非常に高い人気を誇っていたのですね。

怪獣8号に打ち切りの噂が?

そんな怪獣8号に、打ち切りの噂が?それだけの人気作なら打ち切りになんてなるはずがないのでは、と思う人もいるかもしれませんが、怪獣8号は連載開始当初の高い人気を維持できた作品とは言いがたく、例えば単行本売上の数字でいうと、7巻の初動は31万部ほどあったのが8巻では23万部、9巻では15万部、と落ち込みました。13巻の頃にアニメが放送され、初動20万部を記録するも14巻では初動11万部と落ち込むなどキープできません。15巻は初動で19万部ほど売り上げるなど持ち直したものの、初動30万部超えは7巻が最後。中盤以降は人気が落ちたことが単行本売上から窺えます。

怪獣8号にどうして打ち切りの噂が出たのでしょうか。

人気の低下が目に見える

Web媒体で連載されているという都合上、怪獣8号は人気の低下が目立ちやすい環境にありました。少年ジャンプ+はトップ画面からランキング、閲覧回数、コメント数が一目で分かるコンテンツレイアウトになっており、怪獣8号は初期の人気が凄まじかったあまり、落ち込み具合もまた目立ったのです。ランキングについては、怪獣8号は連載されていた金曜日の1位を譲ることは基本的にありませんでしたけどね。

また、コメントを簡単に見れる構造上、ファン、およびアンチのコメントが可視化されるという状況もありました。中盤以降は不評のコメントも目立ったのですね。

展開の遅さやテンポの悪さが目立った

序盤はこれまであまり見られなかった斬新な設定で注目を集めた怪獣8号ですが、早い段階で主人公、カフカの怪獣化がバレてしまい、秘密を抱えた主人公という構図がなくなり緊張感が消えてしまいます。そこから展開が遅い、テンポが悪いといった批判も目立つように。戦闘パターンがワンパターンだという指摘があったり、敵キャラクター「怪獣9号」との戦いが長期化してしまい、怪獣9号に魅力を感じることが出来ない人も多くいたことなどから厳しい評価も目立つことになりました。

更新ペースが不安定

毎週更新でスタートした怪獣8号ですが、連載中に「3週更新して1週休む」というペースに変わり、更に「完全隔週連載」になるなど、どんどん更新ペースが低下。隔週連載になってからも休載はあり、こうなると一度休載すると一か月間更新が無いということになります。シンプルに連載が難しい状況にあるのでは、という懸念を呼び、打ち切りの噂が流れましたよ。

また、更新ペースの低下は物語のテンポの低下と相乗効果で不評を呼びます。更新頻度が上がらないことで、より展開が遅く感じてしまうのですね。

終盤の展開が急という指摘

一方で、終盤の展開はいささか急だったという指摘もあり、これが打ち切り説の強い根拠となっています。それまでは展開速度が割とゆったり目だったにもかかわらず、肝心の物語の締めが駆け足になってしまったことに違和感をいだく人も多くいたのですね。物語の途中に貼られていた伏線が全部回収されることなく終わったという声も見られ、「円満完結ではなかった」という疑いの目を持つ人も少なくないのです。

怪獣8号は完結している?

怪獣8号の連載は、2025年7月18日に完結しています。単行本全16巻、全129話にわたる連載でした。連載期間は約5年間、週刊連載だと5年間で250話ほど進む計算になるので、怪獣8号は大体その半分くらいの話数だったということになります。

基本的にどの漫画にも共通して言えることですが、怪獣8号は公式に打ち切りだったと明言されてはいません。人気の低下こそあれ、アニメ化なども果たし特別展示企画なども行われたジャンプ+の顔的作品の一つですから、円満完結だったのではないかと思われますよ。作者都合で本来描き切りたかったところまで描き切れなかった、という可能性はありますけどね。

出典:TOHO animation

怪獣8号のスピンオフ作品は連載継続中?

怪獣8号は複数のスピンオフ作品が連載された時期があり、実はその中の一作である「怪獣8号RELAX」は2026年現在も連載されています。ギャグ要素の強い日常系のスピンオフ作品であり、ジャンプ+や最強ジャンプという雑誌に掲載されています。2024年から連載スタートしており、スピンオフ作品としては現時点で約2年、しっかり長期で連載されているのは珍しいかもしれませんね。同作が続く限り、怪獣8号のコンテンツの供給は続いているということになります。

最後に

今回は怪獣8号が打ち切りという噂、原作完結の是非などについて紹介しました。圧倒的な初速人気を経て様々な展開がなされた怪獣8号ですが、伸び悩んだという印象もあり反転して不評の声が膨れ上がるという展開に。打ち切りの噂もそういった事情故でしょうが、総合していえば怪獣8号は名作だと思われますよ!