『ハンドレッド』打ち切り理由は?キャスト降板の理由を徹底解説

カス・モーガンの小説シリーズ『The 100』を原作として、ジェイソン・ロスバーグによって制作された人気ドラマシリーズの『 The 100(ハンドレッド)』。宇宙ステーションで暮らす人類が地球への帰還を目指すSFドラマが描かれています。しかし、そんな人気シリーズの『 The 100(ハンドレッド)』に打ち切りの噂も…

今回は『 The 100(ハンドレッド)』が打ち切りになったという理由やキャストが降板した理由をご紹介します。

『 The 100(ハンドレッド)』とは

カス・モーガン(Kass Morgan)の小説シリーズ『The 100』を原作として、ジェイソン・ロスバーグ(Jason Rothenberg)によって制作されたドラマシリーズです。核戦争後の荒廃した地球を舞台に、宇宙ステーションで暮らす人類が地球への帰還を目指すSFドラマで残された100人の若者たちが地球に降り立ち、そこで様々な困難に直面しながらも、生き残るために戦い、成長していく姿が描かれています。

2014年3月19日からCWテレビジョンネットワークで放送され、2020年に放送のシーズン7をもって終了しています。その後、ファイナルシーズンのバックドアパイロット版エピソードとしてスピンオフ『The 100: Second Dawn(原題)』もリリースされました。

『 The 100(ハンドレッド)』は打ち切りになった?

さて、本題の『 The 100(ハンドレッド)』は打ち切りになったのかについてですが、『 The 100(ハンドレッド)』は打ち切りにはなっていません。製作者であるジェイソン・ロスバーグ(Jason Rothenberg)は、意図的にシリーズを7で終了させたわけではなく、当初からの計画で、物語を自然完結させたと公表しています。ドラマタイトルにもなっている「The 100」には全100話で完結するという意味もあったようです。では、なぜ打ち切りの噂が流れたのでしょうか。ここからは『 The 100(ハンドレッド)』が打ち切りの噂が流れた理由をご紹介します。

打ち切りになった噂が流れた理由①

打ち切りになった噂が流れた1つ目の理由は、視聴率の低迷です。どのドラマにも言えることですが、視聴率は作品の継続を左右する最も重要な要素の一つで、『 The 100(ハンドレッド)』も例外ではなくシリーズ後半になる頃には視聴者離れが進んでいました。ドラマの舞台が地球に移行してからは、一部のファンから「当初のSF感が薄れた」「宇宙ステーションでのサバイバルが見たかった」といった声も上がっていたようです。

特にアメリカのCWネットワークでは、視聴率が番組の存続に大きく影響するため、視聴率の低下はドラマ打ち切りの一因となることが多いことから打ち切りの噂が流れたようでした。

打ち切りになった噂が流れた理由②

打ち切りになった噂が流れた2つ目の理由は、視聴者の疲弊です。2014年からシーズン1が始まり、平均視聴者数は約270万人だったと言われています。それがシーズン2になると約150万人、シーズン3では約130万人、シーズン4では約98万人と減っていき、最終シーズンのシーズン7では約71万人まで減少していたようです。物語の展開やキャラクターの決定がブレ始めて、満足のいかない方向に走っていたこともファンから意見が出ていたようで納得できない内容で離れていったファンも多いようでした。

キャストが降板した理由

約6年半放送された人気作品シリーズの『 The 100(ハンドレッド)』、長いシーズン中に重要なキャラクターが降板するケースもありました。物語上死亡させることで、自然な形で降板していったものの、中には「なぜもう?」と思った視聴者も多かったのではないでしょうか。ここからはキャストが降板した考えられる理由をご紹介します。

ストーリー上の都合

降板の理由として一番自然なのがストーリー上の都合で降板するという形です。物語の展開上、特定のキャラクターが死亡したり、遠くへ旅立ったりするなど、脚本の都合で降板となるケースがありますが、『 The 100(ハンドレッド)』では特定のキャラクターが死亡するケースが多くありました。フィンを演じたトーマス・マクドネル (Thomas McDonell)やベラミーを演じたボブ・モーリー (Bob Morley)の死はストーリーを進める上で必要な要素であったことが考えられます。

他作品とのスケジュール

当時、レクサ役を演じていたアリシア・デブナム=ケアリー(Alycia Debnam-Carey)のように他作品でもレギュラー出演しているような演者はスケジュールの都合上、長く出演し続けるのが難しい場合もあります。キャラクターの死が主な降板理由ではありますが、アリシア・デブナム=ケアリーの場合はスケジュール上の降板だったのではないかとも言われているようでした。

契約期間の満了や更新拒否

出演する俳優は、作品ごとに契約を結ぶようになっています。その契約期間が満了した際、俳優側が更新を拒否したり、制作側が契約更新を望まなかったりすることも珍しい話ではありません。ギャラの交渉が決裂したり、俳優が新たなキャリアパスを追求したいと考えたりする場合に起こり、リンカーン役を演じたリッキー・ウィトル (Ricky Whittle)がこのケースではないかと言われています。リンカーン役を演じたリッキー・ウィトルはキャラクターが死亡する形で降板しました。過去のインタビューでは「プロデューサーとの間に意見の相違があり、それが原因で役を降板した」と述べていたようで、自分の演じるキャラの扱いに不満があったようでした。

まとめ

今回は『 The 100(ハンドレッド)』が打ち切りになったという噂の理由やキャストが降板した理由をご紹介しました。『 The 100(ハンドレッド)』は打ち切りにはなっておらず、タイトルにもなっている全100話のシーズン7まででしっかりと完結しています。キャストが降板した理由は様々なようで、約6年半出演し続ける俳優さんはそう多くないようでした。宇宙ステーションで暮らす人類が地球への帰還を目指すSFドラマ、興味があれば一度ご覧になってみてはいかがでしょう。