『満州アヘンスクワッド』打ち切り理由は?完結はした?休載の理由も

第二次世界大戦前の満洲国興亜院「大アヘン政策」を背景に主人公の日方勇がヒロインの麗華らと共に阿片の密造に手を染める姿を描いた『満州アヘンスクワッド』、300万部突破した人気作品となった満州アヘンスクワッドですが、一部で打ち切りという噂もあるようです。今回は、満州アヘンスクワッドは打ち切りとなったのか、その噂の理由や完結しているのかについてご紹介します。

満州アヘンスクワッドとは

満州アヘンスクワッドは原作門馬司先生、作画鹿子先生による漫画作品で、第二次世界大戦前の満洲国興亜院「大アヘン政策」を背景として、主人公の日方勇がヒロインの麗華らと共に阿片の密造に手を染めていき、危険な闇社会を生き抜いていく姿を描いたクライム・サスペンス作品です。2020年4月9日から2021年9月16日までコミックDAYSで連載され、その後は週刊ヤングマガジンに移籍して2021年9月18日から連載が再開されています。2025年4月時点での単行本累計発行部数は300万部を突破している人気作となっています。

満州アヘンスクワッドは打ち切り?完結してる?

結論からご紹介すると満州アヘンスクワッドは打ち切りにはなっていません。2024年10月時点で第18巻が刊行されており、連載も続いているので完結もしていません。ではなぜ、そのような打ち切りや完結・連載終了の噂が流れたのか、噂が流れたのにはいくつか理由があるようでした。ここからは噂が流れた理由をご紹介します。

休載していたことがある

噂の一つ目の理由として、過去に休載していた時期があることが挙げられています。作画担当の鹿子先生が目の治療を必要とする病気を患い、2023年10月2日発売のヤングマガジン44号から2023年11月6日発売の49号まで約1ヶ月休載していました。この休載まで一度も休載がなかったことから話が広がり、打ち切りなどの噂に広がってしまったようでした。

刺激的なシーンが多い

二つ目の理由として挙げられているのは、刺激的なシーンが多いということです。第二次世界大戦前を描いた作品ということもあり、過激な戦争のシーンや麻薬取引などの危険な闇社会など、なかなか扱うことのないデリケートな内容となっていることから読者側の意見としても現代社会では問題があるのではないかという意見も多かったようです。そう言った意見もあったことから継続が難しいと話が広がっていったようでした。

ヤングマガジンへの移籍

三つ目の理由はヤングマガジンへの移籍です。2020年4月9日から「コミックDAYS」で連載してきた満州アヘンスクワッドですが、2021年9月16日を最後にコミックDAYSから姿を消しています。数日後の2021年9月18日から週刊ヤングマガジンに移籍して連載が再開されましたが、勘違いした読者が打ち切りと勘違いして話が広がってしまったようでした。移籍後も順調に更新されているので、これだけの人気作品が打ち切りになるというのは考えにくいでしょう。

センシティブな内容が多い作品

ここまでご紹介してきましたが、正直なところ『満州アヘンスクワッド』はセンシティブな内容が多い作品と言えます。阿片や戦争といった歴史的要素は最近の作品ではあまり扱うことがないテーマです。阿片と日本軍の関わりは史実でも非常に深刻な問題として知られています。しかし、だからこそこういった歴史を知ってもらうという切り込み方に人気作の理由があるのではないでしょうか。

まとめ

今回は『満州アヘンスクワッド』は打ち切りとなったのか、その噂の理由や完結しているのかについてご紹介しました。ご紹介したように満州アヘンスクワッドという作品は最近の漫画界では珍しい作品と言えるでしょう。日本の歴史に関すること、阿片など教育現場では出されない内容が多くあります。こういった作品で日本の歴史を知ってもらい、引き継いでいくのも大切なことなのかもしれません。