『月が導く異世界道中』の打ち切り理由は?つまらないって本当?完結してるかも調査

2012年に「小説家になろう」で発表された『月が導く異世界道中』は、破天荒な物語で話題となり、アニメ化もされた人気作品です。そんな月が導く異世界道中が、一部では打ち切りという噂も出ていますが本当なのでしょうか。そこで今回は『月が導く異世界道中』が打ち切りという噂やつまらないと言われる理由をご紹介します。

月が導く異世界道中とは

月が導く異世界道中はあずみ圭先生によるライトノベルで、それを原作とするメディアミックス作品で、2012年に「小説家になろう」で発表され、同年にアルファポリス「第5回ファンタジー小説大賞」読者賞を受賞したことでも話題となりました。ごく平凡な5人家族の高校生深澄真が両親に関した事情から突如として日本から異世界へヒューマンを救う勇者として召喚されるはずガ顔が醜いという理不尽な理由でゴミとして世界の果てに捨てられるという破天荒な物語です。

打ち切りになった?

さて、本題の月が導く異世界道中は打ち切りとなったのかについてですが、月が導く異世界道中は打ち切りにはなっていません。小説投稿サイト「小説家になろう」での連載は中止となりましたが、小説は現在も完結しておらず小説最新20巻まで発売されています。コミックでも発売されており、こちらは15巻が最新巻となっており、次の16巻が2025年11月頃の発売を予定しています。ここからは打ち切りの噂が流れた理由をご紹介します。

打ち切りという噂が出た理由

月が導く異世界道中が打ち切りという噂になった理由は、「小説家になろう」での執筆が中止された、小説版が2年発売されなかったから、漫画版の発売日が遅れたことなどから発生したようでした。「小説家になろう」での執筆中止は規約変更によるものだったようで、それをきっかけにウェブ版の執筆を停止しアルファポリスでの書籍版の連載に注力する形になったようです。基本的に数ヶ月ペースで発売されていた小説版ですが、一度2年間発売されないことがありました。それ以降も小説版や漫画版の発売のペースにムラがあったりしたことから、打ち切りになったのでは?という噂になってしまったようでした。このように少し期間があくと、読者は不安になってしまいますよね。

月が導く異世界道中はつまらない?

月が導く異世界道中を見たことがある人であればわかるでしょうが、理不尽な扱いを受ける主人公の深澄真が最強系主人公として立ち回る破天荒な物語は見ていてとても面白く感じます。しかし、中には受け入れられないという人ももちろんいるようで、そういった人からは酷評も出ているようでした。主な理由は主人公が最初から圧倒的な力を持っている最強系主人公の物語であるということ、女性キャラクターが集まるハーレム展開、シリアスな展開の中に、突然ギャグが入るギャグ要素が主な理由のようでした。異世界系の作品は最近世にあふれていて、賛否が分かれるジャンルではありますよね。

作品の裏話

元々は読む専門だったあずみ圭先生は、小説家になろうの存在を知ったことをきっかけに、5000文字ぐらいで少しずつ投稿できるならやってみようかな、ということで2012年に月が導く異世界道中の投稿を始めました。当時は未来的な題材を扱ったWeb小説が多かったため、逆にあえて“古さ”を取り入れようと思い、自身が学生の頃に読んでいた小説やマンガの雰囲気が出せるものを書こうと考えそうです。また、あずみ圭先生は歴史や時代劇の鑑賞が好きで、月が導く異世界道中の設定にも時代劇趣味が活かされています。

あずみ圭の他の作品

あずみ圭先生の代表作は月が導く異世界道中ですが、他にも、「鬼殺しの我道再演」という作品を手掛けています。内容は、“ルーン”という特殊な力によって混乱に陥った世界で、主人公は英雄(鬼殺)として日本に平和を取り戻したのですが、失った大切な仲間を救うため、ルーンのスキルで争乱が起こる前の学生時代に戻る決意をします。そんな英雄が過去に戻り死の運命から仲間を救う、アクション・ファンタジー作品となっています。全3巻となっていて比較的読みやすい作品となっているので、気になる方は読んでみてはいかがでしょうか。また、あずみ圭先生のX(旧:Twitter)では1話が読めるようになっています!

アニメの評価

小説家になろうに掲載された作品で、人気が高まりアニメ化された作品は少なくありませんが、月が導く異世界道中もその1つです。月が導く異世界道中のアニメ第1期は2021年7月から9月、第2期は2024年1月から6月に放送されました。第3期については、まだ放送時期は公開されていませんが、2024年6月25日に制作決定が発表されています。今後の情報に注目したいですね。最近は異世界系の作品が増えてきて、似たり寄ったりになってしまうことが多いのですが、月が導く異世界道中のアニメは、その中でも評価が比較的高いようです。テンポが良く、サクサクと物語が進むため、疲れる事なく一気に視聴できるという意見や、単純明快で気分爽快なストーリーが良い、という意見などが上がっていました。異世界系の作品が多く世の中にあふれている中でも、新しい要素が多く、同じ系統のアニメの中では上位にランクインする作品となっているようです。

声優

月が導く異世界道中のアニメでキャラクターの声を担当している主な声優さんは下記の通りです。

  • 花江夏樹(深澄真 役)
  • 佐倉綾音(深澄巴 役)
  • 鬼頭明里(深澄澪 役)
  • 津田健次郎(深澄識 役)
  • 早見沙織(エマ 役)

5名だけピックアップしましたが、これだけでもかなり豪華な声優陣ですよね!主人公の声優を務めるのは、「鬼滅の刃」の竈門炭治郎や、「東京喰種トーキョーグール」の金木研などの声を担当している花江夏樹さんです。あずみ圭先生によると、花江夏樹さんは脚本にない掛け合いもしていて、アドリブで対応してくれている部分もあるそうです。さすがプロですね。その他にもたくさんのキャラクターがいて、有名声優さんが勢揃いしており、アニメ制作への力の入り方が伝わりますよね!声優が豪華なこともアニメの評価が高い理由の1つとなっているようです。

主題歌

第1期のオープニングには、「うっせぇわ」の作詞作曲を手掛けたことでも有名なsyudouさんの「ギャンブル」という曲が起用されています。疾走感がありノリの良い楽曲で、視聴者からも人気の曲となっています。syudouさんはもともとボカロPで、VOCALOIDを使用した楽曲でも多くの名曲を残しています。

出典:syudou

また、第2期のオープニングには須田景凪さんの「ユートピア」が起用されているのですが、須田景凪さんも元々ボカロPで、これまで様々な有名楽曲を生み出しています。米津玄師さんなどもそうですが、最近はボカロP出身のアーティストの方が多いですよね。

出典:A.S.A.B Official Channel

まとめ

今回は、月が導く異世界道中が打ち切りという噂やつまらないと言われる理由をご紹介しました。打ち切りと噂になったのは「小説家になろう」での執筆が中止や小説版や漫画版の発売が遅れたことが大きな理由のようでした。人によって評価が分かれる部分もことが多いですが、魅力的なキャラクターや緻密な世界観、爽快感のある展開など、面白い要素はたくさんありそうです。