『夢中さ君に』打ち切り理由は?原作と違いすぎて苦情も?真相を調査

和山やま先生の全8編の短編漫画からなる漫画短編集で人気となった『夢中さ、君に。』は第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞、第24回手塚治虫文化賞短編賞など多くの賞を獲得し、累計発行部数は50万部以上と話題となりました。2021年にはテレビドラマ化されましたが打ち切りになったという噂も聞きます。今回は「夢中さ君に」は打ち切りになったのか、その噂の理由や真相をご紹介します。

『夢中さ、君に。』とは

夢中さ、君に(むちゅうさ きみに)は和山やまによる、全8編の短編漫画からなる漫画短編集で人気となった作品で第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞、第24回手塚治虫文化賞短編賞など多くの賞を獲得している作品です。ミステリアスな魅力を持った、中高一貫の男子校に通う高校2年生の林美良を中心に描かれた4編と中学生の時にモテすぎた反動で平穏な日常を求めて「逆・高校生デビュー」を果たした高校2年生の二階堂明を中心に描かれた4編となっており2021年にはドラマ化、2025年にはアニメ化の予定もある注目の作品です。

「夢中さ君に」は打ち切りになった?

さて、本題の「夢中さ君に」が打ち切りとなったという噂についてですが、結論からいってしまうと「夢中さ君に」は打ち切りにはなっていません。ではなぜそんな噂が流れてしまったのか気になる方も多いことでしょう。ここからは「夢中さ君に」が打ち切りという噂が流れた理由についてご紹介します。

原作を表現しきれなかった

「夢中さ、君に。」が打ち切りと噂になった1つ目の理由、そして最大の理由と言われているのが原作との違和感です。和山やま先生の短編集がドラマ化されるということもあり、当時は多くのファンが期待していたようですが、実際にドラマが始まると原作との違和感を覚えずにはいられなかったようでした。ドラマ版の解釈やキャラクター設定に対して否定的な意見も上がっていたようで、その結果打ち切りになるのではないかという噂が流れるようになったようです。

人気低下と放送期間

「夢中さ君に」が打ち切りと噂になった2つ目の理由、それが人気低下と放送期間です。先ほどご紹介したように和山やま先生の短編集がドラマ化されるということもあり、当時は多くのファンが期待していました。最初は多くのファンが期待して視聴していたのでしょうが、原作との違和感などが出始め人気は徐々に低迷、それに加えて深夜枠の放送ということもあり人気が低下してしまったようでした。そして、放送期間についても通常のドラマシリーズといえば10話〜12話というのが一般的ですが「夢中さ君に」はわずか全5話。こういったこともあり打ち切りになったのではないかという噂が流れてしまったようでした。

全5話という失敗

先ほどご紹介したように一般的なドラマは10話〜12話となっている中で全5話はなかなか珍しいです。深夜枠の限られたユーザーをターゲットにしている中での全5話という短さ、いくら「夢中さ君に」が短編集といえどそれを5話にまとめようとすると相当の無理が生じることが予想できます。結果として違和感を生んでしまい人気低迷という残念な結果となってしまいました。

まとめ

今回は「夢中さ君に」は打ち切りになったのか、その噂の理由や真相をご紹介しました。結論として「夢中さ君に」は打ち切りになっていませんでしたが、噂の原因は人気低下や原作を表現できていないことにあったようでした。ドラマ化したのは良かったですが、もう少し期間を獲得できていれば違う結果もあったのかもしれません。もちろん、原作の「夢中さ君に」という作品は素晴らしい作品です。読んでいないのであれば一度見てみてはいかがでしょうか。