2016年から2019年にアメリカ・ABCで放送されたテレビドラマシリーズ『サバイバー: 宿命の大統領』、「Designated Survivor(指定生存者)」制度により生き残った主人公が未曾有の混乱と政治的反発、政府内の陰謀とテロに立ち向かうストーリーを描いた人気シリーズです。そんな人気シリーズの『サバイバー: 宿命の大統領』ですが、打ち切りの噂も…今回は『サバイバー: 宿命の大統領』の打ち切りの理由やシーズン3についてご紹介します。
~もくじ~
『サバイバー: 宿命の大統領』とは
『サバイバー: 宿命の大統領』は2016年から2019年にアメリカ・ABCで放送されたテレビドラマシリーズで、アメリカで実際に一般教書演説の際に行われている、大統領継承権保持者のうち一人をアメリカ合衆国議会議事堂から離れた場所に待機させる「Designated Survivor(指定生存者)」制度や生き残った主人公が政治的反発、政府内の陰謀とテロに立ち向かうストーリーが描かれています。大ヒット作『24 -TWENTY FOUR-』において大統領を守る立場を演じてきたキーファー・サザーランドが、逆に大統領を演じたことでも話題となりました。
『サバイバー: 宿命の大統領』は打ち切り?シーズン3は?
そんな人気ドラマシリーズの『サバイバー: 宿命の大統領』ですが、シーズン1と2で一度打ち切られています。シーズン1,2はABCで放送されていましたが様々な理由から打ち切りになったといいます。ここからはABCが打ち切りを決断した理由をご紹介します。
ABCが打ち切りにした理由
ABCが『サバイバー: 宿命の大統領』を打ち切りにした最大の理由は低視聴率とドラマの方向性だと言われています。低視聴率についてはシーズン1の第1話で1,000万人越えの視聴者数を記録し、シーズン1の平均視聴者数が約580万人、シーズン2では平均視聴者数が約390万人となっており、近年の平均的な視聴者数から見ると低視聴率といえるのか疑問が残ります。シーズン物は特にシーズン1より次のシーズンは低下傾向にありますが、そこまでの低下は見られないような印象を受けます。その他、クリエイティブな方向性に自信がなかったと当時のABC社長が答えていたそうですが、打ち切りにしたのはもったいなかったという意見も多かったようです。
シーズン3について
2018年5月にABCから打ち切りの発表があった『サバイバー: 宿命の大統領』ですが、同年9月にNetflixからシーズン3の配信をする発表がありました。シーズン3は2019年6月7日から全10話編成で配信されましたが2ヶ月も経たない7月24日にシーズン3での打ち切りが発表となりました。
どうしても『24 -TWENTY FOUR-』に見劣りしてしまう?
どうにかシーズン3まで配信した『サバイバー: 宿命の大統領』ですが、打ち切りの背景には同じキーファー・サザーランドが主演した『24 -TWENTY FOUR-』に見劣りしてしまっていることが挙げられていました。『サバイバー: 宿命の大統領』も『24 -TWENTY FOUR-』もテロリストを扱っており似たような作風の印象があるので、内容は違うものの見比べてしまったのでしょう。
まとめ
今回は『サバイバー: 宿命の大統領』の打ち切りの理由やシーズン3についてご紹介しました。シーズン2で一度打ち切りとなりNetflixでシーズン3が配信された『サバイバー: 宿命の大統領』ですが、視聴率の低下などの理由から残念ながらシーズン3で打ち切りとなってしまったようでした。その他にも政治色や製作陣の度重なる交代など色んな事情があったようです。残念ながら打ち切りとなってしまいましたが実際の制度に基づく人気ドラマシリーズ、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。