2020年に出た多数の作品の中でもピカイチのおもしろさを持つというNetflixオリジナル作品『呪怨:呪いの家』を皆さんはご覧になったことがあるでしょうか。世界的大ヒットを記録したJホラー『呪怨』シリーズでチェックした人も多いことでしょう。全6話の『呪怨:呪いの家』ですが、打ち切りの噂もあったようです。今回は『呪怨:呪いの家』は打ち切りになったのか、その理由についてご紹介します。
~もくじ~
『呪怨:呪いの家』とは
『呪怨:呪いの家』は伝説のホラー映画『呪怨』シリーズ初となる待望のドラマ化作品でNetflix日本オリジナル作品として誕生しました。NetflixのJホラー第1弾として世界190カ国以上で同時配信され、1話約30分で全6話構成という手軽に見られる作品ですが、シリーズの最新作ということもありその怖さも確かなもので、作品の素晴らしさや充実度を絶賛する声が多く、物語の背景にある平成のダーク・サイドと凶悪犯罪の存在も話題になりました。
『呪怨:呪いの家』は打ち切りだった?
結論から言ってしまうと『呪怨:呪いの家』は打ち切りにはなっていないようでした。1話約30分で全6話構成と短くは感じますが、元からそういう予定で作られていたこと、続編が作られても不思議ではないストーリー性があり、続編が出てもおかしくないと思わせるだけの視聴者数も獲得していたようです。
続編が出ない理由
これだけ話題にもなり人気となった『呪怨:呪いの家』ですが続編が登場しない理由が気になる人も多いことでしょう。その1番の理由はシーズン1で物語がある程度完結しており、ホラーの特性を考えた時に謎を解明しすぎると恐怖感が薄れるリスクがある為、続編制作が難しくなったのではないかと言われています。その他、出演者の調整や最初からシーズン1で完結するつもりで作られたのではないかとも言われています。
物語の意味について
『呪怨:呪いの家』を見た方であれば分かるかもしれませんが『呪怨:呪いの家』の物語には深い意味が込められています。中心テーマに「呪い」と「因果」があり呪いが単なる怪異現象ではなく、因果の法則が働くことを示し、呪いの描写には人々の心の闇や過去の罪業の具現化の意味があり、時間の歪みには呪いが永続的なものであり、過去だけでなく現在や未来にも影響を及ぼすといったメッセージのようなものがあります。最後にホラーの枠を超えて、人間の内面的な恐怖や罪業について深く掘り下げていること、実際にあった過去の事件や過去の日本社会の変化などが設定としてあります。
過去の事件や日本社会の変化について
物語には実際にあった過去の事件や日本社会の変化が描かれています。その実際にあった事件というのが東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件、名古屋妊婦切り裂き殺人事件です。その内容は残酷なもので当時日本を震撼させました。日本社会の変化については主に1980年代後半から1990年代後半の日本社会の変化が描かれており、子供たちが不安定な環境で育つ様子や若者たちが犯罪行為に及ぶといった社会問題が反映されていました。
まとめ
今回は『呪怨:呪いの家』は打ち切りになったのか、その理由についてご紹介しました。『呪怨:呪いの家』のテーマとなった「呪い」と「因果」、過去の事件や日本社会を描いた『呪怨:呪いの家』ですが、その描かれた意味などを考えると本当に恐ろしくなります。最近では日々色んな事件が起こり話題となっています。もちろんドラマとして楽しみに続編を待つ人がほとんどなのでしょうが、続編を制作できないのはそういった映像作品が悪影響となってしまう可能性を考えているからなのかもしれません。