『アンという名の少女』打ち切り理由は?シーズン4の可能性も調査

NetflixとCBCが共同製作したドラマとしても有名な『アンという名の少女』はNHKでも放送され話題となった作品ですが、『アンという名の少女』には打ち切りの噂があるようです。今回は『アンという名の少女』が打ち切りとなった理由やシーズン4の可能性についてご紹介します。

『アンという名の少女』とは

『アンという名の少女(あんというなのしょうじょ)』は、1908年の小説『赤毛のアン』が原作になっているテレビドラマシリーズで、カナダCBCとNetflixにより共同製作されました。アイデンティティ、偏見、いじめ、アウトサイダー、受容、人種差別、同性愛、先住民迫害、女性の自立などの現代的なテーマが元になっており、新しい登場人物やストーリーも追加されています。2020年9月からはNHKでシーズン1が全8回に編集し放送され話題となりました。

『アンという名の少女』はなぜ打ち切りになった?

結論から言ってしまうと打ち切りの理由については公式発表されていないため正確な理由は謎のままになっています。打ち切りとなった理由として推測されているのが制作を務めたモイラ・ウォリー=ベケットやCBCの社長キャサリン・テイトの発言からモンゴメリーの価値観が「白人中心」で、小説も白人の価値観でストーリーが展開されており、現代の多様な人種が暮らしている世界とは違ったものになることが懸念されたことが大きな理由となっているようでした。

白人による古典作品と現代の差

『アンという名の少女』の人気の理由はアンの現代的な価値観と、それを貫き通す勇敢さだと言われています。白人によって書かれた古典作品と現代になってようやく見直されてきたばかりのセンシティブな問題である「先住民族の迫害された歴史」を合わせて描いて作品にまとめるのは非常に困難だったため仕方なく打ち切りという道を選ぶことになったのではないかとも言われています。

『アンという名の少女』シーズン4の可能性について

シーズン3全27エピソードをもって終了したとされている『アンという名の少女』ですが、シーズン4の可能性はあるのでしょうか。2019年に最終話が放送され打ち切りとなった『アンという名の少女』、今も復活の可能性を信じるファンからはシーズン4を待ち望む声があるようです。しかし、2024年の10月現在シーズン4の配信情報・放送予定はないようでした。

シーズン4 を求める署名活動も?

2023年には世界中の160万人以上から『アンという名の少女』のシーズン4 を求める署名が集まっているという情報もあり、これまでいくつもの打ち切りとなった作品の続編を叶えてきたNetflixには多くの期待が集まっているようです。熱狂的なファンたちは「アンを救おうキャンペーン」でNYタイムズ・スクエアのど真ん中に広告を出したり、SNSでも#SaveAnneWithAnEというハッシュタグで多くの声が集まったといいます。

まとめ

今回は『アンという名の少女』が打ち切りとなった理由やシーズン4の可能性についてご紹介しました。多くのファンが待ち望むシーズン4ですが、やむなく打ち切りとなった白人によって書かれた古典作品と現代になりようやく見直されたセンシティブな問題の先住民族の迫害された歴史について、これをどう上手く描ききるかという問題があります。色んな意見を集め、みんなが納得できる作品を作る大変さと、制作側の色んな葛藤が垣間見える深い作品のように感じます。上手くまとめられ、いつかシーズン4が放送となることを祈りながら期待して新たな情報を待ちましょう。