木村佳乃さん主演の「あなたには渡さない」が、面白いと評判を呼んでいます!
ドラマを見た人が気になるのが原作があるのかないのかですよね~♪
これだけドラマが面白いので原作があるのなら呼んでみたいですよね!
そこで今回は、「あなたには渡さない」の原作はあるのかや結末のネタバレ
また、合わせて、作者と口コミ・感想も紹介しますね♪
~もくじ~
原作はあるの?
原作小説の名前は、「隠れ菊」という名前で、集英社文庫から上下巻で発売されています。
小説「隠れ菊」は、1996年にフジテレビ系で「ゆずれない夜」
2016年にNHK BSプレミアムの「隠れ菊」としてドラマ化されています!
今回は木村佳乃さんが演じる主人公・上島通子を1996年版は賀来千香子さん
2016年版は観月ありささんがそれぞれ演じていますね♪
作者はだれ?
小説「隠れ菊」の作者は、小説家・連城三紀彦さんです。
1977年「変調二人羽織」で第3回幻影城新人賞(小説部門)を受賞したことで
作家デビューを果たした連城三紀彦さん。
特に、凝ったトリックと端正な文章の美しさで多くの読者を魅了してきました♪
そんな、連城三紀彦さんは1984年に「恋文」で第91回直木賞受賞。
今回、「あなたには渡さない」としてドラマ化された「隠れ菊」は
1996年発表の作品で、第9回柴田錬三郎賞を受賞していますね♪
原作結末ネタバレ!
小説「隠れ菊」の原作結末のネタバレを紹介しますね!
これでドラマの先が見えるかもしれませんが・・・
行方がわからなくなっていた矢萩多衣から電話がかかってきたので
上島通子が約束の場所に向かうと、矢場俊介の子供を宿した多衣のお腹は
大きくなっていましたーー。
多衣は通子にの贈賄の容疑で逮捕されたものの、釈放された笠井芯太郎が
自殺する恐れがあるので
「通子さんならあの人を救えると思います」
と伝えます。
そのまま別れる2人、多衣は大きな夢を掴み取るという戦いでは敗れたものの
子供を持つという現実の小さな幸せを掴んで旅立とうとしています。
一方で、通子の方は料亭「花ずみ」を守るという商売での戦いが一生続くことに。
また、自分をずっと支えてくれた笠井と、夫の上島旬平との関係にも
決着をつけなくてはなりません。
しばらく連絡のなかった、今仙台にいるという笠井から
「別に用事はないんだ、ただ声が聞きたくて」
という電話が通子にかかってきます。
通子は「私、笠井さんの本当に言いたい言葉が聞いてみたい」
と語りかけると
「言葉にも旬があるよ」
と笠井は返します。
電話越しの笠井の声が明るかったので、一応は自殺はなくなったと安心する通子。
けれども、その夜、悪夢にうなされ起きた通子の胸には嫌な予感を感じます。
うなされる姿を心配そうに見ていた旬平によると通子は
「笠井さん、道連れは嫌だ」
と叫んだとのこと。
全てを失ったのに不自然に元気だったのは、笠井の最後の虚勢だったことを確信。
旬平から「今から新幹線で仙台に行ってこい。笠井さんが死んだらお前絶対後悔する」
と後押しされたこともあり、通子は笠井の元に向かうことを決意。
「いいんですね、私、今度こそ笠井さんと命懸けの浮気をしてくるかもしれませんよ」
と通子は、一度だけ夫を振り返り、自分の本当の気持ちを伝えます。
「ああ、それだと俺の過去が巧くご破算になる」
とこぼす旬平。
通子が勢いよく走り出したあと、部屋の電話が鳴り、旬平が受話器を取ると一言
「そうか……」。
その声も聞こえず、一目散に笠井に所に向かう通子。
けれども、もう笠井はーー。
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原作の口コミ・感想も♪
小説「隠れ菊」を読んだ方の
口コミ・感想をいくつか紹介しますね♪
・男女の愛憎劇を描いた小説は嫌いなのだが、連城さんの手にかかるとサクサク読める
・いやーもう目が回るようなどんでん返しの連続
感想としては、二転三転する人間模様を物語的な破綻もなく
一気に読ませる連城三紀彦さんの名人芸を評価する声が多いですね♪
また、ミステリー作家らしいどんでん返しの連続にも高評価が集まっていますね!
まとめ
最初は、女同士の男の奪い合いかと思いきや、そこから
女としての幸せを掴み取る姿と家族の再生を描くところが
「あなたには渡さない」の原作「隠れ菊」の読みどころ!
また、ハッピーエンドに終わらせないビターな読後感も印象的ですね。